• 文字の大きさ
  • 普通
  • 拡大
  • サイトマップ
  • お問い合わせ
グローバルナビ表示切り替えボタン

悪性腫瘍手術

術前化学療法後腫瘍減量術(IDS)手術

卵巣癌では肉眼的完全切除がその後の生命予後の改善に寄与することが分かっております。
当院の手術不能の進行卵巣癌は、術前化学療法後に腫瘍の肉眼的完全切除(R0)を目指して、外科と協力して腸管合併切除などを含むIDSを積極的に行っております。

骨盤リンパ節郭清

子宮体がんでは標準術式である骨盤リンパ節郭清を行っております。
2022年は、郭清リンパ節個数は平均で37±4.9個(412は含まず)であり、全国平均を上回る郭清度であると考えられます。

コンパニオン診断・がん遺伝子検査

初発卵巣癌におけるHRD検査、再発卵巣癌では遺伝子パネル検査を施行し、適切な分子標的薬の選択や、難治症例における免疫チェック阻害薬の適応や治験参加などを進めております。

妊孕性温存手術

若年・未婚の男女の方が、がんなどの悪性疾患に罹患した時に、抗がん剤・放射線治療により精子や卵子が大きなダメージを受け、妊娠しづらくなってしまうことがあります。秋田県では 『がん治療と妊娠 地域医療連携 』にて、秋田大学医学部付属病院の協力のもと、治療開始前の卵子・受精卵・卵巣・精子の凍結保存を行っております。

情報提供や治療を希望される患者様は、お早めに主治医にご相談ください。

また婦人科癌では子宮や卵巣の摘出により、妊娠が物理的にできなくなってしまう可能性があります。症例によっては以下の妊孕性温存のための術式の適応となる場合がありますが、いずれも再発を含めた治療リスクがございますので、主治医とよくご相談ください。

  • 初期子宮頸癌における広汎子宮頸部摘出術
  • 初期子宮体癌における黄体ホルモン(高用量MPA)療法
  • 初期卵巣癌における子宮および対側卵巣の温存

など