研修医の声
当院で研修を終えられた先生方からの感想を掲載しております。
Resident Voice
O.M.(女性/1年目)
私は横手市の出身で、学生時代に軽い気持ちで隣の市にある当院を見学しました。その際、研修医の先生方の姿が私の理想の研修医像と重なったこと、経験させていただけることが豊富だということ、直感的に「ここで研修したら良い医者になれる気がする」と感じたことがきっかけとなり当院での研修を希望しました。
実際研修してみて、本当に貴重な経験をさせていただいていると実感しております。「なぜこんなことまでやらせてもらえるのだろう」と申し訳なく思うほどです。指導医の先生方が後ろでどっしりと構えて見守ってくださることが心強く、たとえ失敗しそうになったとしても確実なフォローがあり、軌道修正をしていただいております。また、患者さんに対する姿勢も真摯で丁寧なのが印象的で、とても勉強になります。
I.R.(男性/1年目)
仙北組合総合病院は、1年目研修医5人、2年目研修医5人と、この規模の地域中核病院としては、研修医は少ない方だと思います。しかし、その分指導医の先生方の手厚い指導の中で様々な症例、手技を経験することができています。指導医の先生方をはじめ病院の職員の方々に助けて頂きながら、また、患者さんも、何もできない研修医の私にも穏やかに接して下さり、恵まれた環境の中で充実した研修生活を送ることができていることに、日々感謝しながら過ごしております。 私は、学生時代、趣味でマラソンを走っていました。働き出したら、もう走ることもないかと思っておりましたが、上の先生方に誘われて、9月に100キロマラソンに挑戦しました。そこでは、医師以外の職員の方々との交流もあり、非常に楽しい経験をさせて頂きました。11月末には、病院チームで駅伝大会にも参加いたしました。働きながら走る事は中々大変ですが、それ以上に喜びも大きく、同じ趣味を持つ先生方と出会えた点でも、この病院を選んで良かったと感謝しています。
A.S.(男性/2年目)
2年間の初期研修カリキュラムには「地域医療」という必修項目があります。この地域医療は、「地域保健・医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために・・・(以下略)」という目的の下、保健所や特養での研修期間となっていました。それが今年度から、田沢湖病院での研修を選択することが可能になり、同院が初めて受け入れる研修医として、2か月お世話になってきました。
医師として仕事を始めてから、組合病院以外で働くのは初めてでしたが、常勤の2人の先生、コメディカルの方々が温かく迎えて下さり、スムーズに溶け込めて充実した研修生活を送ることができました。具体的には、週に2回、組合病院ではほとんど経験のなかった一般外来を担当し、身近な割に治療の奥が深い高血圧、糖尿病などの患者さんを診察したこと、病棟はワンフロアーで専門分化していないたため、様々な疾患の患者さんを担当できたこと、などが挙げられます。さらに院長の計らいの下、主治医として末期癌の患者さんに告知をする機会も頂きました。癌告知という医師として最も重要な仕事の1つを早々に経験させて頂き、田沢湖病院での研修が、今後医師として仕事をしていく上での大きなステップの1つになりました。
A.S.(男性/2年目)
この病院を選んだきっかけは地元の病院ということもあり馴染み深いという点、そして何よりこの病院で研修をされた先輩方からの評判が大変良かった点でした。「症例数が多くやらせてもらえる手技が多い。先生方やコメディカルの方々の雰囲気が非常に良い。」という評判はマッチングで悩んでいた私にとっては渡りに船でした。
この病院で研修を始めてから気づけば、もう2年も経とうとしています。研修当初は採血一つするにしても戦々恐々としていたように思うのですが、日々指導医の先生方と患者の方々から貴重な経験をさせていただき多少は進歩してきたように思います。しかし今でも「先生」と呼ばれることには慣れておらず恥ずかしさを覚えてしまう毎日です。それでもやはり私も患者の方々から見れば医者のひとりであることは間違いなく、その信頼を裏切らないよう医者としての責任を全うすることを目指し、修行していきたいと考えています。