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指導医より(内科)

診療各科の研修指導医より、研修内容のご案内です。

Resident program

常勤医師5名(仁村 隆)
※他に非常勤医師による応援あり

1.診療内容

血液・腎・膠原病・内分泌疾患・感染症の診療を担当している (肺炎や感冒などの一般的な感染症は消化器科・循環器科を含めた内科系全体で分担)ほか気管支喘息やCOPDの患者の一部も診療している。

入院患者は白血病、リンパ腫、骨髄腫などの血液悪性腫瘍や、腎炎(一部で腎生検)、腎不全などの腎疾患、全身性エリテマトーデスなどの膠原病、肺炎などの感染症が多い。 血液悪性腫瘍は寛解・治癒を目指した強力な化学療法を実施し、必要な患者さんには造血幹細胞移植療法を秋田大学第三内科との連携で積極的に進めている。関節リウマチでは、先端医療である生物学的製剤(抗TNF-α療法、抗IL-6製剤)を県内でも有数の症例数で施行中である。外来では腎疾患、糖尿病患者を対象に、腎臓病教室、糖尿病教室を毎月開催して、好評を博している。

診療実例の一部

肺癌 4例 多発性骨髄腫 5例
急性骨髄性白血病 10例 慢性糸球体腎炎 7例
急性リンパ性白血病 1例 慢性腎不全(糖尿病性腎症を含む) 22例
慢性骨髄性白血病 2例 関節リウマチ 25例
ホジキン病 1例 全身性エリテマトーデス 4例
非ホジキンリンパ腫 16例 結節性多発動脈炎 2例

検査実績(年間)

気管支鏡 32件 リンパ節生険 18件
骨髄穿刺 102件 腎生険 15件

2.研修の概要

研修医は一人の担当医として、主体的に診療に携わってもらっている。指導医のチェックを受けながら、研修医が主に入院患者の検査、治療のオーダーを出し、一人の患者の入院から治療、退院までの流れを把握できるようにしている。また二年次に選択研修した場合は、一年次の研修医を屋根瓦方式で指導し、自分の知識・技能を深めることができる。
当科での専門的な検査手技は、種類は多くないが、骨髄穿刺/生検、腎生検、中心静脈カテーテル挿入、腰椎穿刺などは多くの件数を経験できる(腎生検は秋田大学小松田講師の指導のもと、消毒、麻酔のみ)。感染症治療ではグラム染色による起炎菌の絞り込みから、抗菌薬の使用法にわたり専門的な指導が受けられる。
新臨床研修制度の開始後、若い溌剌とした研修医が常にローテーションで研修しており、我々指導医も緊張感と共に、活気溢れる雰囲気の中で診療と指導に頑張っている。