指導医より(呼吸器外科)
診療各科の研修指導医より、研修内容のご案内です。
Resident program
常勤医師3名(中川 拓)
1.診療内容
呼吸器外科
胸部外傷、気胸、膿胸の治療に加え、肺や縦隔の腫瘍、特に肺がんの早期発見と外科治療に重点を置いている。早期肺がんは手術療法が原則である。当科では、秋田大学呼吸器外科と連携しながら、傷が小さく患者さんの負担が少ない胸腔鏡手術を積極的に導入している。
呼吸器腫瘍内科
当科の特徴として、早期肺がんの外科治療だけではなく、大多数を占める進行肺がんに対する内科治療(化学放射線療法や緩和ケア)も行っており、肺がんに対する集学的治療を得意としている。最近は患者さんのQOLの維持を重視した外来化学療法も行っている。また肺がんCT検診の二人読影も行っている。
2.研修の概要
肺がんの診断から治療方針の決定、外科治療、薬物療法、放射線療法、緩和ケアまで、がん治療認定医として必要な肺がんの初期診断から終末期医療まで全て経験できるのが、当科の特徴である。
外来 | 月・水・金 |
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手術 | 火・木 |
検査(気管支鏡) | 月・水・金の午後 |
術前カンファランス | 金の朝、外科と合同で行っている。 |
呼吸器外科カンファランス | 木の午後、看護師、薬剤師、理学療法士と一緒に入院患者さんの治療について検討している。 |
画像カンファランス | 毎朝、入院患者の画像を検討している。 |
肺がんCT検診 | 肺がんCT検診の二人読影を行っている。 |
救急画像カンファランス | 月に2回、他科と持ち回りで救急疾患の画像を中心に行っている。 |
反省会 | 当科を1~2か月ローテートすることで、呼吸器外科手術や周術期管理、肺がんやその他の呼吸器疾患の画像診断法や、治療方針の考え方、また一番重要な胸腔ドレーンの管理についてマスターできる。胸腔ドレーン挿入や気管支鏡検査、開閉胸などを術者として可能な限り多く経験し、安全・確実に行う手技を身につける。癌の告知や術前術後説明の際に同席し、患者さんやご家族への接し方などを学ぶ事も重要である。興味のある方は、いつでも連絡して下さい。 |