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指導医より(外科)

診療各科の研修指導医より、研修内容のご案内です。

Resident program

常勤医師6名(小野 文徳)

1.診療内容

当院外科は、がん診療連携拠点病院として食道癌・胃癌・大腸癌・肝癌・膵胆道癌などの消化器癌のほか乳癌、甲状腺癌を含めた各種癌を中心に治療を行っている。
また、二次救急指定病院として急性腹症や外傷などの救急疾患にも24時間体制で対応している。したがって、特殊な例を除き外科で扱うすべての疾患の治療を行っている。
年間の手術件数は500件以上(全麻手術は400件以上)であり、手術のほかにも内視鏡検査や消化管造影検査、超音波検査などを毎日施行し、各種IVR(肝ラジオ波凝固、肝動脈塞栓療法、ステント留置など)や癌化学療法、ターミナルケアなどを含む総合的な治療にも力を入れ、原則として外科で診断から治療までの全てを一貫して行えるような体制をとっている。

2.研修の概要

当科における研修の目標は、「できる研修医」になってもらうことである。従って、研修医の仕事には必要以上の制限をつけず、実際に自分が行う医療行為によって治療が進んでいくことを体得するため、静脈・動脈採血や末梢・中心静脈ライン確保、中心静脈ポート留置、胸腔・腹腔穿刺ドレナージ、経皮経肝胆嚢・胆道ドレナージなどの基本手技はなるべく多く経験してもらう。超音波検査、内視鏡検査などの検査手技も同様である。
手術に関しては、外科系志望者には鼠径ヘルニア手術や虫垂切除術といった低難易度手術を中心に執刀してもらい、特に将来外科を志望する者には胃切除術程度まで執刀してもらう。過去の研修医の執刀件数は全国的に見てもトップクラスと思われる。しかし、手技の習得に偏ることなく、身体診察や画像読影による診断、治療方針の決定、患者管理、治療後のフォローアップなどを含めた総合的な診療能力を育成するように努めている。